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執筆者の写真funtrap

グレース・ハーツェル編 - 今知りたいスターモデル 5つのこと。


エディ・スリマンのミューズに選ばれ、若干19歳で一躍トップモデルに登りつめたアメリカ人モデル、グレース・ハーツェル。「サンローラン」の2014年秋冬コレクションを機に、彼女の存在を知ったという人も多いはず。そんなイットガールは、なんと日本のアニメ&マンガをこよなく愛するオタクな一面も持っていた!? ランウェイでは見ることができない意外な魅力もあわせてご紹介。

1. RUNWAY ブレイクのきっかけはサンローラン。今や、世界中のデザイナーからラブコールが絶えない売れっ子モデルに!

いよいよその実力が認められ、今勢いに乗っている19歳のグレース・ハーツェル。2015-16年秋冬では、彼女のブレイクのきっかけとなった「サンローラン」にはじまり、「シャネル」「ヴァレンティノ」「ヴィクトリア ベッカム」「マーク ジェイコブス」など、各国のファッションウィークに登場。トータル64にも及ぶハードなランウェイをこなし、モデルとしてのキャリアが一層高まった。 なかでも「カルバン クライン」では、ランウェイに限らず「カルバン クライン ジーンズ 」のキャンペーンモデルにも大抜擢。フォトグラファーは、今や90年代の代表的な広告となった、ケイト・モスによるキャンペーンも撮りおろしたマリオ・ソレンティだ。彼女は、最近急上昇中のアヤ・ジョーンズやイマン・ハマム、韓国人メンズモデルのノマ・ハンなど、若手モデルたちを牽引するかたちで出演し、その独特の存在感をアピールした。トップクリエーターたちとの仕事も急増中なので、次シーズンの春夏はきっとますます活躍するはず。

2. BACKSTAGE 変幻自在のルックスでデザイナーを魅了。プライベートではヴィンテージスタイルが定番に。

あどけない表情に、透き通るような白い肌。そして存在感あるブラウンヘアから覗くブルーの瞳が印象的なグレース。今季の「アレキサンダー ワン」では、シリアスなゴシックを表現し、一方パリの「ランバン」では、ダークロマンティックな女性像を見事に演じた。また「ジバンシィ」では、南米のチョラ(インディオ)ガール・ギャングから取り入れたという個性的なフェイスジュエリーをまとい、ミラノの「プラダ」で見せた、明るい色のコートに合わせたアップヘアも印象に残る。彼女の魅力は、シリアスからハッピールックまで、変幻自在に印象を変えられるところかもしれない。 そんなグレースのプライベートスタイルは、彼女の言葉によると「グランジ、レトロ、ゴス、そして時々ボヘミアン」だという。ヴィンテージショップや小さなブティックでのショッピングを好む彼女にとって、パンクロックのスター、アヴリル・ラヴィーンこそインスピレーションの源だそう。そんな彼女のお気に入りアクセサリーはチョーカー。自分らしさを表現するのに欠かせないアイテムなんだとか。

3. DEBUT COLLECTION エディ・スリマンがSNSで“ミューズ”とつぶやき、瞬く間にブレイク。

13歳でシカゴのティーンモデルとしてキャリアを開始したグレース。家族旅行中のセントルイスで、カーリー・クロスを見出したマザー・モデル・マネージメントのマリー・クラークに声をかけられたのをきっかけに、ランウェイモデルとしての一歩を踏み出した。その後NYの「NEXT MODELS MANAGEMENT」に所属し、以来世界を股にかけてランウェイモデルとしてのキャリアを積む。 そんな彼女のデビューは2013年春夏のオリヴィエ・ティスケンスによる「ティスケンス セオリー」。そして本格的なキャリアを開始して2年もしないうちに、2014年秋冬の「サンローラン」で、オープニングとクロージングを務めた。エディ・スリマンが自身のツイッターで彼女のことを”ミューズ”と紹介。以来、一躍イットガールに! NEXT MODELSの創設者であるフェイス・ケイツの言葉を借りれば、「オールアメリカンな雰囲気と、(ファッション的に)エッジィな風貌の両方を兼ね備えているところ」こそ、グレース・ハーツェルの魅力だという。

4. 日本のアニメやマンガが大好き! インスタグラムではオタクな一面も披露。

エディ・スリマンの下で見せるクールビューティな風貌とは裏腹に、実はグレースは大のアニメ好き。中学生時代のクラスメートの影響で興味を持ち、映画『魔女の宅急便』や『千と千尋の神隠し』をはじめ、特に日本アニメの巨匠、宮崎駿監督のファンだというから驚き。 そして彼女のオタクっぷりは、インスタを見れば一目瞭然。クールに決めた彼女のファッションフォトの横には、日本を頻繁に訪れている彼女がアップするアニメ「NARUTO」を描いたラテアートや、「セーラームーン」や宮崎アニメのワンシーンが頻繁に登場する。来日した際は、神社や寺巡りはもちろん、外国人観光客には定番の「ロボットレストラン」も訪れた様子。こんなにも日本びいきなモデルは他にいないかも!?

5.FAMILY LIFE モデルへの道を導いたのは、やっぱり家族愛。

父マイケルも母キンバリーも、180cmを超える長身の両親を持つグレース。忙しく世界を飛び回る彼女だが、インディアナ州の実家には頻繁に戻っているようだ。16歳の弟、13歳と11歳になる2人の妹とも帰省すれば一緒に出かけ、その様子はインスタグラムにアップしており、家族を大切にしている様子がわかる。グレースがモデルになったきっかけも、長身をコンプレックスに考えていた娘に「自信」を持たせるために、母キンバリーが背中を押すようにモデルになるよう勧めたという。彼女のキャリアは大きな家族愛に支えられているのだ。

<VOGUE Japan online 2015年8月掲載>http://www.vogue.co.jp/collection/trends/2015-08-29


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