リウ・ウェン編 - 今知りたいスターモデル 5つのこと。
- funtrap
- 2015年9月20日
- 読了時間: 4分
中国人モデルの中でも圧倒的な存在感を放つ、27歳のリウ・ウェン。これまで、アジア人モデルで初めてヴィクシーモデルに抜擢され、今は女優としての活動にもチャレンジ。そんな彼女のネクストステップとは!? クールビューティが魅せるランウェイでの貫禄あるウォーキングと、オフ中の飾らない笑顔とのギャップも必見です。
1. RUNWAY やっぱりランウェイに欠かせない! 27歳のベテランが魅せる安定感とは?
現在、ドラマや広告キャンペーンに大活躍の中国人モデル、リウ・ウェン。今シーズンは、わずか5つのショー出演にとどまったが、ランウェイでの存在感は抜群。「エルメス」では、ダークネイビーのショートジャケットとレザーパンツという大人のエフォートレスを表現。彼女ならではの凛とした佇まいが、シンプルなルックに華を添えていた。一方「ミュグレー」では、アイスホワイトのセクシーなイブニングドレスで、クールビューティに変身。「H&M」のスポーティなジャンプスーツ姿も、ヘルシーな雰囲気が魅力の彼女にぴったりハマっていた。
2. BACKSTAGE ランウェイはとことんクールに。OFFはユルく、飾らないのが彼女のルール。
アジアンビューティならではの、きめ細かい肌と黒髪が最大の持ち味。「トミー ヒルフィガー」では、素肌を活かしたスーパーナチュラルなヘア&メイクで登場した。また、「アナ スイ」では、ワイルドなボヘミアン調のルックで闊歩。ジオメトリックなラインを大胆に施したメークを纏い、ファーが施されたノルディックプリントのパンツスーツに、ジェンダーレスな表情が印象的だった。ランウェイやキャンペーンではクールビューティを演じ、自在に七変化する彼女だが、プライベートではシンプルなスタイルを好む様子。約1,200万人がフォローするインスタグラムでは、ノーメイクに黒ぶちメガネというファン必見の飾らない表情を見ることができる。仕事モードのキリッとした表情と、オフで見せる屈託のない笑顔のギャップが、彼女が愛される最大の理由かもしれない。
3. DEBUT COLLECTION 実はブレイクまでに苦労した!? 20歳でデビューした遅咲きモデル。
現在、27歳のリウ。近年のモデル界において、14〜15歳でハイブランドのランウェイに登場することは当たり前になっているが、彼女のデビューは実は20歳とかなり“遅咲き”だったというから驚き! 2008年、モデルコンテスト出場を機に関係者の目に止まり、中国国内のモード誌でモデルとしてのキャリアをスタート。その後、2011年秋冬より徐々に活躍の場を広げ、ついに「シャネル」「クロエ」を始め、ハイブランドからのオファーが殺到するように。デビュー直後、アメリカの『ティーンヴォーグ』誌で彼女をブッキングしたララ・ボノモは、当時を振り返り「Stunning beauty!(ものすごく美人!)」と表現。将来ビッグになる彼女の素養を早くから見抜いていた一人だった。また2009年、「ギャップ」「ベネトン」「DKNYジーンズ」など、大型のキャンペーン7本に出演。グローバルな活躍を見せ、ファッション業界においてなくてはならない存在へと昇格することになる。
4. HER CAREER アジア人モデル初! 憧れのエンジェルズに仲間入り。
2009年、アジア人モデル初の「ヴィクトリアズ・シークレット」のエンジェルズモデルに抜擢されたリウ。「ジョークじゃないよね? だってアジア人の女の子が選ばれる仕事だって思っていなかったもの!」と、驚きを隠せなかったという。名だたるエンジェルズたちとの共演に、興奮と恐怖を感じつつ、事前にショーのビデオでセクシーなポージングの研究を重ねたという彼女。こうした努力が報われ、2012年までヴィクシーモデルとして活躍。この新しい挑戦が、彼女をトップモデルとしてさらに上のランクに押し上げたことは間違いない。
5. CHARITY チャリティ活動で新境地へ。今、リウが夢中になっていること。
モデルに加え、現在は女優業にも挑戦しているリウ。そんな彼女が今、最も力を入れているのがチャリティ活動だ。ベースタウンであるNYでは、ドレスアップして寄付金集めのパーティに積極的に参加したり、ドラマで共演中のスーパージュニアのチェ・シウォンとは、インスタグラムを通じてユニセフのPRを行っている。さらに今年5月、NYのメトロポリタン美術館が主催するチャリティイベント「メットガラ」での成功は、最も記憶に新しい。毎年1,000万ドル(約10億円)クラスのドネーションが集まるビッグイベントのテーマが「中国」だったことから、米メディア王ルパート・マードック氏の元妻ウェンディ・デンなどと共にカクテルパーティのホストに抜擢された。インスタグラムには、その準備に追われる彼女の様子が度々ポストされており、単なる飾りでなくホストとしてのリーダーシップを発揮していた様子が垣間見れた。こういった活動がさらに増え、彼女の存在感がますます高まっていくのは確実だ。
<VOGUE Japan online 2015年9月掲載>http://www.vogue.co.jp/collection/trends/2015-09-16