日本の産業界の中で、もうみんな自信喪失して、総崩れ、引きこもりという状況にある。そんな中でもね、我々が1社でも逆風の中を立ち向かって、アメリカではるかに大きな巨体の敵に向かって少しでも、仮に5分の戦いをやれたならば、それなりに生き延びたならばそれは一つの希望の光になるかもしれない。 僕はもちろん政治家でもないし、そういうポジションでもないけど、せめて1つの事例をつくってみたい。 1つの事例をつくることが、その小石が波紋を呼んで、刺激を受ける会社が1社でも10社でもあれば、それが1つの社会貢献だと僕は思っている。
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在日韓国人というだけで、存在そのものを否定されたという過去を持つ孫氏。その経験は、彼の成功への渇望と、あらゆる行動の原動力になっている。
人種というものへの偏見は、なくなることはないのか。
私は国際結婚を通じ、文化と文化のるつぼの中で生きていることを日々感じている。
子どもたちには、どこで生きても偏見を持たずに生きて欲しいし、自分は大人として、彼らが偏見を受けない社会を作る役目があると感じている。文化と文化の架け橋となりたい。
そのためにメディアは重要な役目を果たせると思うし、果たして欲しいと願っている。