ロサンゼルス界隈では、昨年「デルアモショッピングセンター」という歴史あるモールが大きなリノベーションを行い成功をしている。
これまで一般的なモールには、ハンバーガーショップなどのお店と、安くてまずい適当なファーストフード店が並んでいた。
しかしこの新生デルアモは、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」をはじめ、各国の人気料理店に声をかけ、一気にレストランのレベルアップを図った。
加えて、デパートの勝ち組ブランド「ノードストローム」を近くのモールから移転させたのだ。
建設当時、全米1だの10だのの大きさを誇る巨大モールだったデルアモショッピングセンターはロケーション的にLAの中心地からさほど遠くなく、またこの周辺は日本人が多く住むエリアであり、平均的な収入も高め。海側の高級住宅地の住民もアクセスしやすい。
一時の廃れた感を一気に巻き返したおかげで周辺の土地の価値まで上げてしまうほど。本来ショッピングモールにはそのくらいの力があった。
記事によると過去3年大型のモール新設は行われていないという。きっとこれからも今あるモールが色々な形に形態を変えながら、生き残る形だけで進んで行くのかと思うと、ちょっと寂しい気がする。