【Talentbook】2人のベテランコンサルタントが「キャリアの集大成」にNEWONEを選んだワケ
- funtrap
- 8月6日
- 読了時間: 9分
コンサルティング事業部に所属する波多野 徹と小川 裕之は、共にHR(人事)業界でキャリアを築き、活躍してきました。NEWONEに参画した理由を「キャリアの集大成として、抜群の自律性を持ったコンサルタント集団を作るため」と口を揃えます。NEWONEでしかできないコンサルティングとはどんなものなのか、2人に語ってもらいました。
本質的な課題解決に、チームで挑む醍醐味と変化を実感できる仕事のおもしろさ
──はじめに、小川さんは今どのようなお仕事をされているのでしょうか?
小川:受注したプロジェクトをスーパーバイズするのが、5割。そのほかに、組織・人材開発事業部と連携してお客さまを訪問し、提案から受注につなげるという営業活動が3割ほどです。残り2割はNEWONEの組織開発に携わっています。現在、弊社は上場をめざすとともに、ガバナンスや仕組みを整備することを全社としてやっているので、コンサルティング目線で携わっています。
──入社されて1年半ほどと伺いましたが、どのようなきっかけでNEWONEに参画されたのでしょうか?
小川:コンサルタントとして、これまで長年にわたり、HR(人事)領域の幅広い案件を担当してきました。自身のキャリアの集大成と言うと大げさかもしれませんが、「本当にやりたいことをやろう」と思ったことがきっかけです。これまで社内外問わず、制度や仕組みづくりに関わる経験を積んできましたが、その中で、「社員の方の動きや組織そのものが変わるには、制度や仕組みを変えるだけでは十分でなく、その狙い・意図に沿って動けるように現場の社員の方々に働きかけていくことが重要である」ということを感じました。
NEWONEは、企業のエンゲージメント向上という本質的な部分にアプローチできるところに魅力を感じています。組織がより活性化し、良い状態へと変わっていく。その変化に深く関われる仕事に、今、とてもやりがいを感じています。これまで独立して自分の会社でコンサルティングサービスを提供していたこともありますが、前職の大手ファームでは業界トップクラスの大手企業がクライアントのケースが多かったです。一方、NEWONEでは中堅企業のお客さまに対しては、人材マネジメントに関わるあらゆる領域を幅広くカバーできるというスタンスで、トータルに関係性を築いていけるのも、NEWONEでの仕事の魅力です。あえて言うなら、「手触り感がある」という表現がぴったりで、自分の仕事の影響の実感が得られる点が、NEWONEでの仕事の醍醐味と言えます。
──これまでのキャリアで独立していらっしゃったのですね!
小川:一人でできることには限界があることを感じていたので、今のようにメンバーと連携しながら、チームでプロジェクトを遂行できる体制には、ありがたさを感じています。
“研修×コンサル”で広がるNEWONEの価値とこれから
──では、波多野さんは今、どのような立ち位置でいらっしゃるのでしょうか?
波多野:入社時に社長の上林と話をして、コンサルティング事業の立ち上げ責任者を任せてもらっています。事業部としての仕組みづくりもそうですが、コンサルティング領域に限らず、NEWONE全体の成長をどうやって実現していくか、といったことを含めて進めるのが、私の1つの役割だと思っています。ですので、気持ち的には、業務の6~7割がコンサルティング事業部の仕事で、3~4割が会社全体に関わること、というバランスで働いています。
自分としては、おそらくこれが組織で働く最後の機会になるだろうと思っています。たまたまアクセンチュア時代の後輩から、「NEWONEのコンサルティング事業を拡大したいので、手伝ってくれませんか」と声をかけられました。もともと好奇心がとても強く、自分が知りたいと思ったことはとことん知りたいと思う性格なんです。ベンチャー企業でコンサルに取り組むのは初めてですが、NEWONEの事業ドメインが組織や人事なので、これまでのキャリアを活かしながらやっています。
──現在のNEWONEコンサルチームは、どのようなチーム構成で活動されていますか?
波多野:チームメンバーは 11名います。メンバーのバックグラウンドは多様で、経験の浅い若手もいれば、システム関連に卓越した人、人事組織領域ではない別の領域でコンサル経験が豊富な人もいます。人事や組織領域でコンサルタントを務めるには、やはり高いコミュニケーション能力が求められると感じていますね。
──なるほど。ちなみに、企業研修事業を展開する組織・人材開発事業部と比べて、コンサルティング事業部の特徴はどんなところにあるでしょうか?
波多野:HRパートナーが所属する組織・人材開発事業部は若手が多いチームです。創業メンバーが培ったノウハウがあり、それを再現性高く提供できる仕組みが整っています。 これが非常に卓越していて、若手でも成果が出せるコンテンツになっているのが強みです。一方、コンサルティング事業部の場合はまだ立ち上げ段階にあり、新卒採用もこれから行っていく状況です。
大手のファームでは、社内にナレッジが蓄積され、体系的な仕事の仕組みができているからこそ、新卒も大量採用ができます。現状、私たちはまだそこまでの体制には至っておらず、メンバー各自のこれまでの経験や実績をベースに、それをアレンジして活用している段階です。
小川:今はまさに、「NEWONEのコンサルといえばこれ」という強みをお客さまに認知していただくフェーズですね。それを一生懸命模索しているステージだと思っています。
波多野:NEWONEらしいコンサルというと、やはり研修とのシナジーですね。コンサルティングの案件は、継続性があるものがほとんどです。企業研修だけでは対応が難しい、より本質的な「改革」レベルの課題に直面したとき、コンサルティング事業部へ声が掛かるケースが多いです。HRパートナーの若手メンバーたちが経験を積みながら、コンサルタントへとキャリアを広げていけるようになれば、自分で案件を持ち込めるくらいの力を身につけられると思っています。
もちろん、彼らが将来的に研修のファシリテーターとしての専門性を追求したり、コーチングのプロをめざすという道もありますが、お客さまを巻き込みながら業務改革や意識変革を実現する「プロセスコンサルティング」のような仕事にも挑戦できる未来があります。そのための受け皿として、コンサルティング事業部が存在する価値があると思っています。
理想の関係性と世代を超えた刺激ある学びが織りなす日々
──NEWONEで感じている仕事のやりがいについて聞かせてください。
小川:私が入社して間もない頃、初めて携わった中規模の会社のコンサルティングが印象的です。お客さまとも非常に良い関係性を築けていて、社長とも深く話せる関係性になれました。最初は「人材戦略」を一緒に考えるところからスタートしたのですが、そこから「人事制度も全面的に見直そう」となり、以来、人材マネジメント全般にわたって、次々とご相談をいただけるようになりました。
一社を長期的にサポートさせていただけていて、トータルでご支援できている実感があります。本当に理想的な関わり方をさせていただいていると思います。
──波多野さんはいかがですか?
波多野:個別の案件で言えば、現在取り組んでいる新規事業の立ち上げのため、展示会用のプロモーション資料を作ったり、提携先を探したりといった仕事をしています。すでに計画の半分ほどが実現していて、そうした取り組み自体もおもしろいです。ですが、それ以上に自分の子どもより若い世代の人たちと一緒に働くことにも非常におもしろみを感じています。若い人たちの仕事への姿勢や考え方に触れるのが、とても刺激になります。
常に一緒に働いてるわけではないのですが、全社会議の様子や、社内でみんなが真面目に取り組んでいる姿を見ていると、新鮮に感じます。 NEWONEは、いい意味で半分青臭い会社なんですよ。僕らの若いころとはだいぶ違って、今の若い人たちは「社会性のある仕事がしたい」と思っている人が多い印象です。だからこそ、若い人たちと一緒に働いていると、自分よりも、「社会にとってどうなんだ」ということを、真剣に考えている姿に触れて、新鮮な気持ちになるんです。
挑戦を支える自由な環境と学びの場がプロフェッショナルを育む
──今どんな人と一緒に仕事をしたいと考えていますか?
波多野:そうですね。まず、業務改革経験のある方は非常に魅力的ですね。特定の業界に詳しいということも、コンサルティングの現場では有利に働くこともあると思います。また今は、AIの活用が避けて通れない時代です。エンゲージメントやオンボーディングの領域については、AIとの親和性が非常に高くなってきています。だからこそ、システムと組み合わせながら、最適な提案ができる方は理想的ですね。そして、何より「プロ意識」を持った方と仕事がしたいです。
──波多野さんにとって、プロ意識を持った人とは、どのような方でしょうか?
波多野:3点ありまして、1つ目は、抜群の自律性があることです。2つ目は自分の行動に責任を持ち、最後までやり遂げられること。そして3つ目は、お客さまに対して、その価格に見合った付加価値を提供できることですね。お客さまからお金が出ないような仕事ではプロとは言えませんし、仮にお金をいただいていても赤字になるようなやり方ではプロとは呼べないと思っています。もちろん、特定分野の専門性を持っていることも重要ですが、それ以上に市場で売れる力があるかどうかがポイントです。
──小川さんはいかがでしょうか?
小川:今まさに波多野さんがいった通りですね。ちょっと極端な例えかもしれませんが、私はコンサルタントって、芸者さんやピン芸人とすごく似ていると思っていて。芸能の方たちは、基本的に個人事業主ですよね。もちろん事務所に所属していますが、本当に自立した方々が所属していて、その器として事務所をうまく使っている印象があります。コンサルタントも同じで、仕事を振ってもらうのを待つというスタンスではなく、自ら魅せにいく姿勢が大切なのだと思います。
波多野:そう、やはり「プロアクティブさ」が欲しいですよね。
小川:まさにその通りです。そういう意味で、NEWONEは一見ルールがあるようでない。自分がやりたいと思ったことは、基本的になんでもできる環境があります。
波多野:そうそう。もちろん、まったく畑違いのことではなく、ある程度NEWONEがめざす方向性の範囲に入っていれば、NEWONEという組織を使って、なんでも挑戦できると思います。
──ではそんなコンサルタントの皆さんが、NEWONEで働く意義ってなんでしょう?
波多野:やはり一番の価値はナレッジシェアだと思います。人の働き方を見て学んだり、知恵を得たり。いろいろなプロジェクトがあるからこそ、その経験をメンバー同士でシェアし、学びあうことで、一人では得られない「集団としての力」が生まれてくるのだと思います。
──ありがとうございました
※記載内容は2025年5月時点のものです
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